未来を変えるエコ活動
編 集 後 記
今回のインタビューを通じて強く感じたのは、城南衛生管理組合の皆様が抱く「埋立処分地の延命」という、地域の未来を左右する切実な課題への強い使命感です。
「ワクワク」が未来を変える入り口に
特に印象的だったのは、ごみ処理という一見すると堅いテーマを、子どもたちが主役の「ワクワクする体験」へと大胆に変換されている点です。カブトムシの幼虫探しやパッカー車の乗車体験といった、好奇心を刺激するコンテンツを入り口に、20代以下の利用者を「倍増」させたという実績には、現場の並々ならぬ熱量と戦略を感じずにはいられません。
技術を支える「人の温もり」
また、デジタルのEAP(エコ・アクション・ポイント)を導入しながらも、窓口での対面サポートという「温かな対話」を大切にされている点も、住民との絆を重視する城南衛生管理組合様ならではの姿勢です。この「アナログな熱意」があるからこそ、「ポイントがあるなら他の体験も」というポジティブな「ついでアクション」が生まれ、持続可能な循環が動き出しているのだと確信しました。
現場で実感した「ごみ処理」の重み
インタビュー後に、ごみ焼却施設の見学をさせていただきました。
パッカー車でごみが搬入される様子や、大量のごみをクレーンでほぐして燃えやすくする工程までをガラス越しに見学することができ、自分たちが日常的に出しているごみの処理が、いかに大変な作業であるかを実感しました。
見学コース内には、クイズに挑戦できるコーナーなども設けられており、楽しみながら学べる工夫がされています。
なお、こちらのごみ焼却施設の見学は、おひとり様1回限りですが、見学を行うとポイントを獲得することができます。ぜひ多くの方に、この圧倒的な現場を体感していただきたいと感じました。
未来へつなぐ、活動の輪
3市3町という広域な連携を武器に、「ごみ減量の仲間」を増やし続ける城南衛生管理組合の挑戦。その先に広がるのは、今の世代だけでなく、未来を生きる子どもたちが誇れる「美しい地域」の姿です。
この先のイベントについては下記のとおり予定しております。
①2026年 10月18日「環境ふれあいフェスタ」
②2027年 3月21日「Family Eco Share Fes」
私たちもその熱い想いに伴走し、活動の輪をさらに広げていきたいと強く思わされる取材でした。
今回、城南衛生管理組合様のインタビューを通じて、「埋立処分地を未来へつなぐ」という大きな目標が、EAPという身近な仕組みによって市民一人ひとりの楽しい習慣に落とし込まれている様子がとても印象的でした 。「未来を変えるエコ活動」は、決して特別なことではありません 。市民参加で進める脱炭素のバトンが、この自治体インタビューリレーを通じて、さらに多くの地域へと繋がっていくことを応援しています!
青井 良介(あおい りょうすけ)
販売促進部(エコ・アクション・ポイント事務局)営業担当(4年目)
宇都宮市とはEAP開始当初から、調整・登録サポート、開始後の運用サポートまで担当
バックナンバー
♯30 市民参加で進める脱炭素|自治体インタビューリレー【城南衛生管理組合 vol.3】
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♯29 市民参加で進める脱炭素|自治体インタビューリレー【城南衛生管理組合 vol.2】
「ついでアクション」が未来を救う。リユース事業とEAPが支える「持続可能な仕組み」 前編では、20代以下の来場者が倍増した「環境ふれあいひろば」の施設戦略や、子どもたちを惹きつける人気コンテンツについて伺いました。後編では、自治体だからこそ取り組むリユース事業の核心と、行動変容を加速させるエ...
♯28 市民参加で進める脱炭素|自治体インタビューリレー【城南衛生管理組合 vol.1】
埋立処分地を未来へつなぐ。城南衛生管理組合が挑む「ごみ減量」の新機軸と、EAPが加速させる行動変容 京都府南部の3市3町(宇治市、八幡市、城陽市、久御山町、宇治田原町、井手町)のごみ処理を一手に担う「城南衛生管理組合」。 全国的な課題である「埋立処分地の残容量」という切実な問題に対し、202...
♯27 市民参加で進める脱炭素|自治体インタビューリレー【能美市 vol.3】
編 集 後 記 今回の取材を通じて強く感じたのは、能美市が目指す「ゼロカーボンシティ」が、決して机上の空論ではなく、市民一人ひとりの生活動線のなかに深く根ざしているということです。 特に印象的だったのは、紙のチェックシートから「エコ・アクション・ポイ...
♯26 市民参加で進める脱炭素|自治体インタビューリレー【能美市 vol.2】
インタビュー前編(vol.1) では、紙のチェックシートからEAPへ切り替え、参加のハードルを下げながら、リサイクル拠点の活用や地域通貨との連携で「続けやすさ」も整えている能美市の工夫を伺いました。 一方で、脱炭素の行動変容を広げていくには、仕組みだけでなく「知る・体験する」機会づくりも欠か...
♯25 市民参加で進める脱炭素|自治体インタビューリレー【能美市 vol.1】
カーボンニュートラルの実現を目指して、市民一人ひとりがエコ活動に取り組める環境づくりを推進 能美市は、石川県の南部に位置し、人口約5万人(約2万世帯)のまち。九谷焼やゆず、丸いもといった特産品に加え、いしかわ動物園や能美ふるさとミュージアム、手取フィッシュランドなどの観光資源も持つ“暮らしと...