ECO MAGAZINE

未来を変えるエコ活動

本来食べられるにもかかわらず、廃棄されている食品を指す「食品ロス」。日本国内では年間約523万トン(令和3年度推計結果)、そのうち家庭からは約244万トン発生しています。一人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯(約114g)を捨てている計算に。食品ロスを減らすために消費者ができることとして「フードドライブ」への協力があります。どのような取り組みなのか、具体例とともに紹介します。




近年、国際的な課題となっている、食品ロス。家庭から出る食品ロスには、食卓にのぼったものの食べ切れずに廃棄された「食べ残し」、野菜の皮や茎など食べられるところまで切って捨ててしまう「過剰除去」、未開封のまま食べずに捨ててしまう「直接廃棄」があります。このうち、食べ残しと過剰除去は近年減少傾向にありますが、直接廃棄は横ばい状態。家庭では「食材を買いすぎない」「料理を作りすぎない」「食材が長持ちする方法で保存する」ほか、直接廃棄を減らす心がけが大切です。その一つが「フードドライブ」への協力です。



近年広がりを見せる

「フードドライブ」とは?


フードドライブとは、家庭で余っている食品を回収拠点(スーパーや自治体など)やイベントに持ち寄り、地域の福祉施設や子ども食堂、生活困窮者支援団体などに寄付する活動のこと。
回収する食品には、団体によって条件があります。「未開封であること」「賞味期限まで2カ月以上あること」「常温保存が可能であること」「製造者または販売者、成分表示またはアレルギー表示があること」を条件に挙げる団体が多く、冷蔵・冷凍品やアルコール類などは、回収していない団体が多いです。寄付に訪れる前に、団体の条件を確認しておきましょう。


「どんな形で行われているの?」

具体的な事例を紹介します。



ファミリーマート
全国47都道府県の2600店舗(2023年1








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